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2007年4月20日 (金)

おばあちゃんの恩返し

Photo_31

いつものように仕事をしていると、家の外で騒がしい雰囲気がしているのに気がつきました。

何事かと外に出てみると、隣りのおばあちゃんが出かけた先から帰ってみると、カギを持っていなかったことに気付き、どこか開いている窓はないものかと探しているところでした。

お友達と山菜を採りに行って、帰ってきてからの出来事だったとのことでした。

運良く台所の窓のカギがかかってなく、開くことができました。ここから入れそうです。

早速脚立を持っていき、家の中へ入る準備を整えます。

ここにいる人はおばあちゃんとおばあちゃんのお友達、そして私といった具合です。

当然ながら私が一番適任者ということで、 脚立に上り狭い窓から侵入です。

台所の窓ということもあって、窓回りには棚やキッチンツールがいっぱいです。

それらをよけながら、体をよじらせながら中に入りました。

体のいろいろなところが攣りそうです。

こんなとき“あー毎日柔軟体操を頑張って、体を柔らかくしておくのだったー!”とつくづく悔やみます。

と無様な格好を見せつつも、私の任務は達成できました。

「ありがとう、やっぱり若い人は違うねー」と感謝とお褒めの言葉を頂きつつ、何だか嬉しい気分で家に入りました。

するとしばらくたった頃、ドアをノックし「ゆかちゃーん」と私の名前を呼ぶ声が聞こえます。

また何事があったのかとドアを開けてみると、隣りのおばあちゃんが両手にいっぱいの山菜をもって立っていました。

「さっき山に行って、いっぱい取ってきたから食べて」といって、ぜんまいといたどりをくれました。

春の恵みをありがたくいただきつつ、早速わらびといたどりの下準備です。

わらびはぐつぐつと沸騰したお湯の中に入れ、菜箸でぐるりとひとまぜをしてすぐに火を止め、蓋をして一晩休ませます。

次の日に水を何度も換えながら、灰汁抜きです。

いたどりは手で10㎝ぐらいの長さに折りつつ筋を取り、塩を振って重石をし、水が上がるのを一晩待ちます。

次の日すぐに食べないのであれば、袋に入れて冷蔵か冷凍をします。

そしてこの塩漬けのいたどりを食べたいときは、何度も水を換えながらさらして、塩味と灰汁と酸味を取ります。

この下ごしらえさえしておけば、いつでも山の幸がいただけます。

ひょんなことからいただいた山菜です。

何だか面白い一日でした。

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