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2007年6月22日 (金)

ブルーベリー

Photo_56

今年もブルーベリーの実が成りました。

まだまだ小さな木ですが、毎年いっぱいの実をつけてくれます。

今朝は摘んだばかりのブルーベリーを、朝食のフルーツとしていただきました。

一粒一粒と口に入れ、「あっ、この粒は甘いなー!あっこれは酸っぱーい!」と、楽しい朝食でした。

毎年ブルーベリーの実を摘んでいると、思い出すお話があります。

星野道夫氏の『風のような物語』の中の、ユーコン川流域に住むアサバスカインディアンの話です。

アラスカが木の実の季節となったころ、ブルーベリー摘みに行ったときにおばあさんが語った、アサバスカインディアンの“タブー”についてのお話です。

『ブルーベリーの枝を折ってはいけないよ。おまえの運が悪くなる』
なぜそうしてはいけないかと聞くと、“運が悪くなるから”と答えた。
人の持つ運は、日々の暮らしの中で常に変わってゆくものだという。
それを左右するものは、その人間を取りかこむものに対する関わり方らしい。
彼らにとって、それは「自然」らしい。
             ―『風のような物語』 星野道夫著より―

そして星野氏は、このような言葉を添えています。

彼らは、漠然とした、本能的な自然への恐れを持っている。
日常生活の中での、ひとつひとつの小さな関わり。
そこにタブーという説明のつかない自然との約束がある。
それは僕たちが失くしてしまった、生き続けていくための、ひとつの力のような気がする。
            ―『風のような物語』 星野道夫著より―

このお話を読み返すといつも、わたしは自分を取りかこむものに対して耳を済まし、それをキャッチし、そしてそれらに対して誠実に、謙虚に、関わって生きていられているのだろうかと、考えます。

自分に対しての、戒めも含めて・・・。

そして、近頃よく新聞より聞こえてくる、いろいろな出来事について考えてしまいました。

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