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2007年7月25日 (水)

るきさん

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わたしにとっての心の栄養補給のような本が、数冊あります。

気持ちが疲れたときに、ひらく本です。

その一冊がこの『るきさん』です。

とりたててのドラマもなく、るきさんのゆるく流れる日々を描いた漫画です。

この漫画は、バブル華やかなりしころの1988年から『Hanako』誌上の片隅で連載されていました。

その当時、『Hanako』など見る事もなく過ごしていたので、こんな漫画が連載されていたとは知りませんでした。

この『るきさん』を知ったのは、ずーっと後のことです。

バブル全盛期の時代背景とは裏腹に繰広げられていく“るきさん”の日常はマイペースで、ちょっとへんてこな毎日を“ゆるーく”暮しています。

そしてバブルが崩壊して、『一杯の掛けそば』などが象徴するような、清貧思想が受け入れられた頃に、趣味の切手を求めて「ちょっと切手市に。永らくお世話になりました」という置手紙を友達のえっちゃんに残し、イタリアに飛んでいってしまったところで、この『るきさん』は完となっています。

なんの取り留めもないお話です。

でも心が“ほっこ・・・”と、温かくなるのです。

毎日の暮らしは、果てしなく単調です。

贅沢なことですが、そんな日々に少し疲れを感じることもあります。

肩肘を張らず、何に執着することもなく、人を羨みもせず、小さな発見を楽しみつつ暮す“るきさん”が素敵で、うらやましくも思います。

そして、「るきさんになりたーい!」とも思います。

心が疲れた日の夜、布団に入って『るきさん』を開きます。

そして、心が“ほっこり”としたところで眠ります。

朝目が覚めると、“るきさん”に成っていればいいなぁーと、願いつつ。

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