ガタパウトチェア―とウクレレとウエットスーツ
ガタパウトチェアーと、ウクレレと、ウエットスーツを持って川へ出かけました。
その川とは・・・、秘密です。
根を詰めて仕事をしていると、体の疲れに気付かず、ふとしたときにその疲れがドッと出てくる事があります。
でも貧乏性のせいか、家でのんびりと休むということが出来ないのです。
少し体を休めようとじっとしていると、やらなくてはいけないことが次から次へと頭に浮かんできて、・・・・・そしてとうとう動き始めてしまうのです。
そんなときは“家から離れて、のんびりとするのが一番”と、秘密の場所へ出かけます。
持っていくものは、ガタパウトチェアーと、ウクレレと、本と、ウエットスーツと、テーブルです。
お昼ご飯は、といいますと・・・、“何もしない”というテーマを堅く守り、近くのスーパーで大好物の押し寿司などを買っていきます。
川についてやることは・・・、ひたすらダラダラです。
ウクレレを弾いたり、本を読んだり、暑くなれば川に入って魚を眺めたり、そして眠ったり・・・・・。
川の瀬の音を聞いていると、うつら・・うつら・・・としてきます。
重たくなったまぶたを薄く開け、川向こうを見るでもなく見てみると、カワセミの番いが鬼ごっこをしているかのように、じゃれながら飛んでいます。
と・・・、下流の方から、賑やかな声が聞こえてきます。
きっと近所の“川ガキ”でしょう。
川と、森で冷やされた空気が、風となって汗を乾かしてくれます。
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