『聖夜』のフェアアイル手袋
今月のフェアアイルは、『聖夜の手袋』です。
単純な色と柄の構成が、絵本の挿絵のように感じる作品となりました。
でも簡単に見える色の構成なのですが、実は意外と頭を悩ませた作品なのです。
やはりいつものように、編んではほどいて違う色で編み・・・、でもまたほどき…を繰り返しました。
どこまで色をはっきりと見せるか・・・。
単純な色構成をするとき、小さな編地ではよく見えても、大きな面積のセーターにするとイメージとは違ってしまうことがあります。
その場合大抵は、「う~ん・・・、絵として壁に飾るのはいいけど、着るものとしてはどうか?コーディネートはできるのか・・・」というものです。
「絵本の挿絵のような」という狙いはあっても、その頃合いが難しいですね。
美しい色柄模様のフェアアイルセーターも、やはり日々の中に溶け込み愛用していくもの。
ただの一枚の絵として表現するのであれば、いろんな色の組み合わせ柄の組み合わせなどができます。
でも、それでは独りよがり・・・。
やはり日々の中でのコディネートや、愛用するシーンも想像し、頭の片隅においてセーターのデザインを考えなければと、ときどき立ち止まります。
でも、そればかり考えていても表現が小さくなってしまっていけませんね。
あ~、やっぱり難しい。
でも、楽しい!
どうぞ、この『聖夜』も楽しんでくださいね。
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