フェアアイルセーター、『palette』
まるでパレットの上に出した絵の具のように、たくさんの色と柄が楽しいフェアアイルセーター『palette』。
そして、少し形の変わったフェアアイルセーター。
フェアアイルセーターは作る過程の独特な技法ゆえ、平面的な仕上がりと着こなしになります。
そこで、立体的にフェアアイルセーターを着たいと思い、作ったのがこの『palette』。
プルオーバーセーターの作り方を少しアレンジをして、下の写真のように前身頃の胸部分に衿ぐりのホールを大きく作りました。
平らにしておくと、不思議な形ですよね。
このセーターを着ると、前身頃と後ろ身頃をはぎ合わせた肩線は、背中へとまわります。
後ろ姿は丈が長くなってドレープができ、 ショールを羽織ったようなゆっくりとしたシルエットに。
前身頃は裾線がウエストぐらいの位置に上がり、ボレロのようになります。
丸首のフェアアイルセーターは、どうしてもスポーティーなイメージになりますよね。
でもフェアアイルのプルオーバーも、女性らしくおしゃれに着たいものです。
というところから生まれたのが、このセーター。
そして、この作品を作って出来上がってからのアドバイス。
いつも着ている身幅より、1サイズか、2サイズ大きく作り、だっぷりとゆっくりめの大きさに作ると、素敵に着こなせますよ。
そして、編み目もきつくハイゲージでは編まないで、すこ~しゆっくりとした編み目で仕上げるとしなやかな編地になり、後ろのドレープが美しくでてきます。
このおもしろい形のフェアアイルセーター、『palette』をぜひ編んでみてください。
そして、おしゃれも楽しんでくださいね。
そして、ten old からのお知らせです。
9月6日(金)に開催する『東京スピニングパーティー』でのワークショップのため、この日にちの前後をとって東京に出向きます。
ということにより、
9月4日(水)~9日(月)の間の、ten old の業務はお休みとさせていただきます。
この間にいただきましたメール、ファックス等は、すぐに返信することはできません。
返信は、9月10日(火)よりとなります。
そして、ten old フェアアイル教室『フェアアイル日和』の10月の参加申し込みについては、お寄せいただきましたメール・ファックスの日にち・時間の早い方から受付とさせていただきます。
参加申し込み受付の返信は、こちらも9月10日(火)よりとなります。
いろいろとご面倒をおかけいたしますが、上記の旨よろしくお願い申し上げます。
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