『108羽のニワトリ』の修繕
2014年最初のフェアアイル教室“フェアアイル日和”も、無事に終了しました。
皆さん、もの創りを楽しく、時には懸命に頑張っていましたね。
やはり長く愛用していくものです。
体に合うものを作りたいとゲージをとって目数・段数を割り出し、柄模様を入れていく・・・。
少々面倒にも感じられる作業ですが、「パズルみたいですね」とおっしゃいながら、ちょっとづつ面白さを感じられていたご様子でした。
もの創りの面白さとは、このような面倒と感じられていたところから、より深い部分を知ることで始まることもあります。
皆さん、たくさん楽しみましょうね。
と、こもの展が終わりフェアアイル教室までの間、4点の修繕依頼もしていました。
3点は、ゴム編み全ての編み替え。
こちらはいつものように、ゴム編みを切り落とし、新しく編み替える方法です。
ゴム編みのほつれたところだけを繕うことも考えましたが、編みなおすことが最善と考え、そのようにしました。
そしてもう1点は、穴の開いた箇所の修繕です。
写真はすでに傷の部分をほどき、棒針を刺したところとなります。
これからこの3段分ほどの
穴を編んでいくこととなります。
この赤色はすでに廃盤色となっているので、取ってある糸をごそごそと探して・・・。
そして、このような仕上がりとなりました。
この修繕方法はかけつぎに似た作業となりますが、ニットならではの難しいところもあります。
まだまだ修行が足りませんね・・・。
もっと工夫を考え、きれいに仕上げる方法を会得しなくては。
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