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2014年9月 8日 (月)

シンジル

って、タイトル、大袈裟だな・・・。
といっても、ほかに表す言葉が見つからない。

わたしはフェアアイルのデザインをするとき、紙にスケッチは描かずに、いきなり編み出します。
頭の中で構成したデザインをただ編むだけなので、やっていることは色鉛筆で絵を描くのと同じ・・・(だと思っているのですが)、そのようなスタイルで色柄を組み立てスワッチを編みあげます。
 
一つのデザインを完成させるまでに、まずすんなりといくことはなく、頭の中にある色の組み合わせを探しては編み・・・違うと感じほどく。
また違う色を持ってきて編んでは・・・ほどき、と見つかるまで繰り返す。
その間、頭の中ではつねに色を描き出しているので、顔も熱くなり頭はオーバーヒートのような状態に。
 
そんなこんなで1か月半、頭をデザインモードに切り替え考えたたくさんのデザイン。
編み始めるのは、全てのデザインを出し切った後からとなります。
 
そして只今、その考えたデザインをセーターやベスト、カーディガンなどに制作中。
ここで「シンジル」というタイトルの話に。
 
いつも失敗するのです。
デザインをおこしたスワッチを見ながら作品を編んでいると、ふと頭をよぎることがあります。
「うん・・・?このさし色でいいのかな・・・」、「この柄の間隔でいいのかなぁ・・・」と思ってしまうのです。
そして、いま思いついたことで編んでしまう。
 
編んでみると、やっぱり違うんだなぁ・・・。
結局、ほどく・・・。
 
いま思いついたことは、たぶんあの時に考え、試したはず。
編んではほどきを繰り返す中で、思いついたことは全て試してデザインを追い込んでいった・・・。
目の前のスワッチに表現していないということは、それは違うと判断したから。
やっぱりあの時に集中して考えたことを信じないと。
 
最近はこの「シンジル」を信じ、編む作業のときは編むことに集中できるようになりました。
でも、ついついやりそうになるのですが。
 
なんだか、お坊さんの修行のよう。
 

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