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2014年10月 6日 (月)

フェアアイルセーター製作メモ4

女性用の前開きベストを制作中。
教室でちょっと話題になった形でチャレンジ。
かわいくできるかな・・・、わくわく。
でも思い出したのだけど・・・10年ほど前、おばあちゃんに今作っているものと似た形のベストをプレゼントしたなぁ。
あの時の色柄は『冬霞』。
今も大切に着てくれている。

しかしあの小さなスワッチから、作品を作り上げる喜びはなんとも言えない。
色柄模様を考えるとき、出来上がりも想像する。
空想し、頭の中でざっと見た完成作品。
そしてそのイメージを編みだすと、いつも空想以上のものが出来上がる。
というか、あのとき頭の中で見た以上のものを作ろうとしているからかな。

色柄模様と言えば、あの時の衝撃は忘れられない。
フェア島で、ユーエンに見せてもらったアニーおばあさんの手編みのフェアアイルセーター。
それは潔いほどシンプルな色柄模様のフェアアイルだった。
素朴と表現するのが正しいのか・・・。
しかし、柄と色がもつ力強さを感じた。

複雑に色を重ねるわけでもなく、そして色の組み合わせによって柄が埋没しているのでもなく・・・、そこに潔く柄が現れ、色の組み合わせがある。
わたしが創りたいフェアアイルだと思った。

思ったのはいいが、このアニーさんのようなフェアアイル、実に難しい。
シンプルに色を組み合わせるというのが特に。
さもすれば色どおしがけんかをして不安を感じる色合いとなり、日常の中でコーディネートしにくいセーターになってしまう・・・。
シンプルだとか、素朴だとか、言葉のイメージとは裏腹に、そこに向かっていくのは簡単なものではない。

あーしかし、おもしろいなぁ。

 
 
 

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