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2017年3月25日 (土)

森のくまのベスト♪

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フェアアイルっていろんな色をたくさん使っているので、その色の配置のバランスなど、よーく考えて構成しなければいけないのです。
 
と、唐突に話の始まりです。   
最近皆様にお送りするキットの準備をするなか、この『森のくまのベスト』の写真をよく見ていて、制作時のことをふと思い出したもので。
 
この『森のくまのベスト』は、くまの編みぐるみとお揃いの柄模様の作品となります。
色柄模様のマジックなのですが、小さなクマの同体で編み込んでいた木の模様の印象と、大きな面積いっぱいに編み込む木の模様とでは、ずいぶんと印象が違ってきます。
 
このことは、先日のセーター展でお越しいただいた方に、何かのきっかけでお話をさせていただいたのですが・・・、
そのときは、キッズの『northern lights』と、メンズのセーターの『northern lights』とを比べての説明でした。
 
キッズでは柄模様がドラマチックに感じるほど印象的に見えていたのが、大きなメンズセーターになると全体的にまとまりのある落ち着いた雰囲気になります。
一柄は同じ目数段数で、同じ色を使っているのに、その一柄が何個入るかで見え方が違ってくるって不思議ですよね。
そんなことも計算に入れながら、デザインの構成をしていきます。
 
で、『森のくまのベスト』です。
 
この場合も同じです。
くまの胴体では木が大きく見えていたのですが、ベストに編み込むと小さな木の連続模様。
遠くから見ると地模様のようになって、メリハリのない地味な印象になります。
そこで、薄いグレーの差し色で、明るくかわいい印象にすることにしました。
裾の小花模様、そして袖ぐりと衿ぐりのゴム編みに薄グレーを編み込んで。
でも、裾のゴム編みには、あえて薄グレーは編み込みませんでした。
裾のゴム編みに色を入れてしまうと、小花模様の印象が薄れてしまいますものね。
 
このベストも、色の量と配分、そしてバランスをいろいろと考え組み立てて、試行錯誤したなぁ・・・
と制作時のことを、キットを作りながら思い出していました。
 
『森のくまのベスト』をご注文いただいている皆様、もう少し待ってくださいね。
そしてお手元に届いたら、この『森のくまのベスト』を楽しく編んでくださいね。
 
 

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