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2017年10月27日 (金)

“ワークショップ in 東京 2017 冬”について

“ 2017 冬”で、東京でのワークショップは何回目になるのでしょう・・・?
『散歩』、『snow-snow』、『snow and tree』、『ハナエミ』だから・・・5回目?でしょうか。
主に1年に1回の開催。
個展のない冬は、秋と冬と2回開催したこともありますね。
1回目はとうぜん多くの皆様にとっては、ten old のワークショップは初めて。
わたしも東京では初めてだったので、ドキドキしながらの開催でした。
そして、2回目、3回目と回を重ねながら、毎回参加していただく方も多くみられるようになりました。
もちろん、初めての方もたくさんいらっしゃいます。
一度でも参加いただいている方は、ten old のワークショップの講習の進め方や雰囲気をご存知ですが、初めての方にとっては何かと不安ですよね。
ということで毎回の恒例となりましたが、いただいた問い合わせや、前回も掲載したQ&Aをリライトして説明をさせていただきます。
 
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Q. マフラーや帽子は編んだことがあるのですが、大丈夫ですか?
A. 棒針で表編みができれば、楽しみながら編んでいただけると思います。
Q. 教材キットの『old memory のボタンのバック』は、難しいですか?
A. フェアアイルの特徴的な技法「スティーク」を学べるバックですが、ニットテクニックはごく一般的な基本の編み方で編んでいきます。
でも「編み込みを編むので精一杯・・・」という方もいらっしゃると思います。
ということで!ビギナーの中のビギナーさんのために、ボタンが付かないバックも用意しています。
こちらについては、またブログでお知らせをしますね♪
Q. 多色使いの編み込みはしたことがないのですが、フェアアイルを編むことはできますか?
A. 「編み込み」と一口に言っても、いろいろな種類の編み方があります。
ですが、そのなかでもフェアアイルの編み込みは一番簡単だと思います。
手に持って編む糸は常に2本(2色)だけで、ぐるぐると輪に表目だけで編みます。
基本的には、平編みで往復に編むこともなく、裏編みもありません。
 
Q. フェアアイルはあの長い棒針で編まなければいけないのですか?
A. わたしはニッティングベルトを使用するので、棒針3本で編みます。
ですが日ごろ棒針を使っている方でも、ぐるぐると輪に編むことに慣れていない方は、4本針がいいでしょう。
またフェアアイルを編まれる方の中には、輪針で編まれている方も多くいらっしゃいます。
輪針を使い慣れている方は、輪針で編んでください。
針の素材は、竹製でも、アルミ、スチール製など、編みやすいものをお使いください。
 
Q. 編み込みをする場合の糸の持ち方の決まりがあるのでしょうか?
A. ちなみにわたしはニッティングベルトを使って編むので、右手の指に2本の糸をかけて編みます。
ですが、他にもいろいろと糸の持ち方があります。
右手と左手に2本の糸を振り分けて編む方、また左手に2本の糸をかけて編む方と、人によって編みやすい糸の持ち方はそれぞれです。
というように、糸の持ち方に決まりというものはありません。
初めての方は、このワークショップでご自身のやりやすい糸の持ち方を見つけていきましょう。
またそのお手伝いをさせていただきます。
 
Q. ニッティングベルトを持っていって勉強をしてもよいですか?
A. どうぞお持ちください。
ニッティングベルトに慣れていないときにいきなり大きなセーターだと大変ですが、バックなどの小さなもので編む練習するのがいいですね。
また、ニッティングベルトで編むコツなどもお教えいたします。
 
Q. なんだか初めてお会いする皆様の前で編むのが緊張します・・・。
A. そうですよね。
でもそれは皆様も同じ気持ちのようですよ。
緊張されて頭が真っ白になって家ではできていることができなかったりと、そのような光景をよくお見受けします。
でも大丈夫です。
岡山での教室もそうですが、ten old のワークショップはお一人お一人の進むペースを大切にしています。
たとえ同じご質問も何度でもお教えいたしますので、安心してください。
 
Q. 参加申し込みの時、希望日を第1希望日、第2希望日、第3希望日と書いてもいいですか。
A. はい、ご都合のよい日が複数ある場合は、第1希望日、第2希望日・・・とお書きください。
第1希望日の予約が取れなかった場合は、第2希望日の定員が空いていたら、第2希望日で受付をいたします。
 
☆ 「old memory のボタンのバックのレッスン」がメインとなるワークショップでそれが前提となりますが、
レッスンの進み方の余裕があると感じた場合、ワークショップ後半でお手持ちのキットのわからないところなどお教えいたします。
スティークがよくわからない、減目をしながらスティークをするのはどうしたらいい?、スティークの始末の仕方をしりたい、
などなどのフェアアイルの技法についてお答えをさせていただきます。
そのようなご質問をいただいた場合、ご参加の皆様も聞いていただければ、よりフェアアイルのことを知っていただけることと思います。
 
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岡山でも教室を開催し皆様にフェアアイルをお教えするようになってから、より大切にしている言葉があります。
それは、「楽しむ!」こと。
20年前にフェアアイルのことが知りたくシェットランド諸島の島々を巡り、いろいろなニッターさんに話を伺いに行きました。
「これで合っているのか。正解か」と質問をするわたしに彼女たちは言いました。
「あなたが言っている方法も正解よ。
でも作り方はなんだっていいのよ。あなたにあう方法だったら。」
「そんなことより楽しみましょうよ。だってフェアアイルを編んでいるのよ。こんな楽しいニットは他にはないわ。」
 
その言葉を胸に長年フェアアイルを編んできました。
そんな日々の中で、彼女たちが言う「楽しむ」は、ただ楽しいという単純な意味だけではないことを知りました。
もちろん、色とりどりの毛糸を使って編み込んでいくフェアアイルは楽しいものです。
でもそこに至るまでに古のシェットランレディーが、考え、工夫をしてきた苦労も感じるのです。
工夫も、苦労も、「楽しむ」。
フェアアイルには心をギュッとつかむ魅力があります。
 
教室などでお教えする機会が増えた今、基本テクニックをお伝えするだけでなく、心がけていることがあります。
正解は一つだけでなく、「その方に合う方法を一緒に見つける」ということです。
彼女たちの言葉をかりれば、フェアアイルというこんなに楽しい編み物をしているのだから、ストレスなく存分に感じてほしいのです。   
東京でのワークショップでも、そのお手伝いをさせていただきます。
 
さぁ、ten old とご一緒にフェアアイルを勉強してみませんか?
皆様のご参加、お待ちいたしております。
そして、楽しい“フェアアイル日和”にいたしましょう。   

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2017年10月23日 (月)

10月の“フェアアイル日和”終了

台風の雨降りのなかの開催となった“フェアアイル日和”。
会場がルヴィオになって、搬入・搬出が雨降りになったのは初めてでした。

といっても、今回も台風をものともしないほど、楽しく、賑やかに、そしてしっかとフェアアイルのレッスンをしました。

教室でいつも思うのが、一つ一つのことに時間がかかって苦労している様子もありながら、でも我慢強く習得しているご様子に、ほんとうに素晴らしく感じます。
そして、そんなとき隣でいられることのうれしさ。
上手くいった時、理解できた時、完成したときと、いろんなうれしい瞬間を一緒に味わえるたびに、
自分の中ではしっくりとこないものの、ありがたくも先生と呼んでいただき(・・・恥ずかしいので、先生じゃない方がいいのですが・笑)、フェアアイルの編み方やいろんなコツをお伝えしていてよかった、と。

この10月の教室もそんな感動をいただきながら、楽しく終了しました。

そして!11月11日には“ワークショップ in 東京 2017 冬”の受付開始となります。
「ワークショップに参加してみたいけれど・・・ちょっと不安」と思っている方にも、安心して参加申し込みをしていただけるように、11日までにちょこちょこっとブログで追加のお知らせをしますね。

それに!11月1日のホームページ更新では、12月の岡山での教室“フェアアイル日和”の受付が始まります。
岡山では、フェアアイルの深い部分までもレッスンをしていますので、こちらもご参加くださいね。

それでは、11月の“フェアアイル日和”も、楽しく!しっかりと!レッスンをしていきましょうね♪

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2017年10月18日 (水)

10月の“フェアアイル日和”

この長雨で気温が下がり、四国も秋らしくなりました。
といっても暖房を入れるほどではなく、蓄熱をした家の中は温かく半袖です。
オットからは「寒くないん?」と言われていますが。

半袖で身軽に編み物をしているせいか、ニットシーズンが来た~!というモードに入ったせいか、オーダー用の毛糸の到着を待っている間、快調にちょこちょこと小物を数点編みました。
頭の中にため込んでいたアイデアを、編んで形にするって快感ですね。
・・・またこの作品もいずれ・・・・・。

わたしがそうであるように、皆さまも編み物モードに入ったご様子ですね。
いただくキットのご注文からもですが、教室に参加される方たちからも伝わってきます。

そしてこの週末、待ちに待ったフェアアイル教室“フェアアイル日和”となりました。
次の工程の手前まで編み進み、教室まで編む手をお休みしていた方にとっては「やっと来た教室」という感じかもしれませんね。
レッスンをして、どんどんと編み進めましょうね。

そしていつもながらご迷惑をおかけいたしますが、この週末に岡山で開催する教室のため、20日(金)~22日(日)の間のten old の業務はお休みになります。
その間にいただきましたメール・ファックスの返信、また発送業務は、23日(月)以降となります。
どうぞ、ご了承お願いいたします。

それでは10月の教室にご参加の皆様、しっかりとレッスンをして楽しい“フェアアイル日和”にいたしましょう!

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2017年10月14日 (土)

ひじの修繕

1
 
ひじの穴あきの修繕依頼に、『skipper』のフェアアイルが届きました。
このセーターは、個展で展示したオリジナル作品です。
なので、もう何年前にご購入いただいたことになるのでしょう・・・。
ほんとうにやわらかく育ったフェアアイルから、
着ている方の相棒となっているのがすぐにわかりました。
 
さっそく、ひじの穴あきを検証。
そこだけ繕うには、少々大きな穴・・・。
穴を中心に直径5㎝の範囲で、毛糸も細く痩せていました。
 
さて、こんなケースはどう修繕をしよう・・・。
小さく一模様だけ編んで、はぎ合わせようかしら。
でも、つなぎ目が美しくないし、分厚くゴロゴロとしてしまうし・・・。
などと試しに編んでみたり少しづつ作業を進めながら、ぶつぶつ・・・・・。
 
結果、選んだ方法はこうでした。
 
2
 
穴が開いている一模様だけを袖から取り外し、
新たに編んで、袖先をはぎ合わせるという方法です。
 
今、フェアアイルを一生懸命に編んでいる人が見たら、ショッキングな写真ですよね♪
 
でも、穴が開いているところをちまちまと直すより、大鉈を振るう直し方の方がいいこともあります。
もちろん、この方法が適さない柄模様もありますし、気をつけなくてはいけないこともたくさん。
 
そうして修繕が完了した写真が・・・
 
3
 
ねっ、作戦成功って感じでしょ♪
とは言うものの、違和感なく編めて、きれいにはぎ合わせられるか、内心はドキドキとしていました。
上手くいってよかった。
 
細い帯のようなのが、袖から取り外した部分です。
 
このように、フェアアイルの柄の特徴や構成がわかっていると、いろいろなことに臨機応変に対応することができますね。
なんてこと言っていますが、このようにご依頼を頂戴することで、創意工夫をする機会を持つことができ、たくさん考え悩みながら宝物のような経験をさせてもらっています。
感謝ばかりです。
 
『skipper』は、持ち主のところへ帰りました。
もうじき寒くなるころ。
また、相棒としてガシガシと愛用してください。
そしてまた!修繕をさせていただきます!

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2017年10月12日 (木)

Jamieson & Smith A Shetland Story

Jamieson_smith_book

 
Jamieson & Smith から、ある日メールが届きました。
― Jamieson & Smith は、ten old のフェアアイル作品に使用している糸メーカーです。
 
「Dear Yuka ―」から始まる文面は、Jamieson & Smith にコメントを書いてほしいというもの。
そして寄稿し・・・、届いたのがこの本。
 
Jamieson & Smith のストーリーを知ることができ、また素朴で美しいフェアアイル作品が掲載されている素敵な本でした。
 
Jamieson & Smith で購入しないと手に入らないようなのですが、ぜひ本の中を探してみてください。
 
シェトランドの厳しくも美しい風景写真のなかに、そっとあります。
 
この写真にコメントを添えてくれたことが、うれしいです。

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2017年10月10日 (火)

『old memory のボタンのバック』 教材キット

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“ワークショップ in 東京 2017 冬”の教材は、『old memory のボタンのバック』です。
 
今年のワークショップはどのようなものを皆さんに編んでもらおうか・・・・と、
いろいろと考えました。
 
1日限りのしかも4時間という短時間では、ベストなどの大きなものは無理だし・・・。
でも、フェアアイルの技法は学んでほしいし・・・。
 
と考えた結果、
「やっぱり、フェアアイルの技法をお伝えするのは、ボタンのバックが一番」。
 
「さぁ次にどんな色柄模様だと、楽しく編んでいただけるかな」と、
これまた悩んだ末、『old memory 』にしました。
 
色数が少なめなので、糸をつなぎ替える回数も少ないですし、
また簡単な柄模様なので編みやすいですね。
 
でも、糸が長く渡るときにする大切な作業「糸を絡める」も要所要所に出てくるので、
しっかりと編み込みの練習していただけます。
 
『ボタンのバック』はこれで3作品目となる、人気の教材キット。
小さなバックですがこの作品を編んでいただくことで、
フェアアイルの独特な技法や、大切なポイントをたくさん学んでいただけます。
そして、ショールやカーディガンを編むうえでの理解が深まります。
 
フェアアイルに憧れてはいるけれど何から始めたらいいのか・・・というビギナーさん、
そして、フェアアイルをもっと知りたいという方も、
みなさんぜひご参加ください!
 
『old memory のボタンのバック』を編んでレッスンをして、
楽しい“フェアアイル日和”にいたしましょう!
 
 
 

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2017年10月 7日 (土)

『ten old ワークショップ in 東京 2017 冬』

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『小さなバックを編んで、フェアアイル独特の技法を学ぶ』
 
★ 12月2日(土)・3日(日)・4日(月) 「銀座ルノアール 四谷店」
 
☆ 11月11日(土) 午前9:00より、参加申し込みの受け付けを始めます。
 
☆ 詳細については、ホームページをご覧ください。
 

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2017年10月 3日 (火)

ワークショップ in 東京 2017 冬

今年も、『ten old ワークショップ in 東京 2017 冬』を開催します!
開催日時は、下記のようになります。
 
・会場・・・「銀座ルノアール 四谷店」
      東京都新宿区四谷1-3-22(JR四谷駅四谷口より徒歩2分)
 
・日時・・・2017年12月2日(土)・3日(日)・4日(月)
・時間・・・11:00~15:00
・定員・・・各日 10名
 
◎教材キットの内容や、申し込み方法や受付開始日時など参加に関する詳細については、10月7日(土)にホームページやブログでお知らせをいたします。

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2017年10月 2日 (月)

11月の“フェアアイル日和”受付がはじまりました。

観音寺が金木犀の香りに包まれました。

 
他の地域もそうなのでしょうか・・・、
庭に金木犀を植えている家がほんとうに多く、
家の中にも金木犀の香りが窓から風に乗って届きます。
 
そうなると、秋祭り!
高く澄んだ青空を見ていると、
ちょうさ(山車のような・・・大きな神輿のような)の太鼓の音が空耳となって聞こえてきます。
小さな頃からの擦り込みって、怖いものですね。
 
そして、まだほんの少し蒸し暑くって半袖を着ていても、
今年の夏が終わったことを実感します。
 
ということは!ウールの編み物の季節のスタートです。
 
今年こそはフェアアイルをチャレンジしたい!というビギナーさんも、
思い切ってこの楽しいフェアアイルの世界に飛び込んでみてくださいね。
目が真ん丸になるような、おもしろいニットの世界に引き込まれると思いますよ♪
 
11月のフェアアイル教室“フェアアイル日和”の受付が始まりました。
皆様のご参加、お待ちしております!

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2017年10月 1日 (日)

『old memory』のフェアアイルベスト

166old_memory      

 
 
シェトランドで出会った古い本に、
小さな、とても小さな、
モノクロームの写真が載っていました。
 
よく見ると、
それはカーディガンの前面の一部
(前立てを中心に左右10㎝ほどを、肩から裾まで)
を切り取ったもの。
 
おそらく・・・
長く愛用をしていて、
ついに着られなくなったけど、
一辺だけでも残したかったのでしょう。
 
そのカーディガンの持ち主の気持ちを想像しながら、
わたしなりに色をつけて、
少し柄をアレンジして再現したのが
「old memory」

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