バイカオウレン
「バイカオウレン」、牧野富太郎博士が愛した花。
春の訪れを告げる妖精・・といわれるとおり、立春の日に見頃となったバイカオウレンを見に、高知県の日高村へ行っていきました。
といいますか、オットの仕事にくっついてです。
花の直径は1.5cmほど。(白い花びらのようなのは萼片)
まっすぐに伸びた茎の先で、可憐に咲いています。
杉林の足元で群生し、木々の間を抜ける風に、軽く会釈をするように揺れていました。
小さな小さな花なので、地面に顔を近づけて観察します。
すると、土のにおいが心地いい・・。
木々の間から太陽の光が届くと、バイカオウレンの白い萼片が乳白色に透け、蜜腺に退化した黄色の花弁がキラキラと輝きだします。
牧野富太郎博士の原風景で、時が経つのを忘れて観察を続けた花。
バイカオウレン、美しかったです。
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