2019年8月 7日 (水)

ドッグウール

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とっても久しぶりの海外。
ということでフィンランド滞在期間中に、エストニアのタリンへも行きました。
そこでは、面白い経験がたくさん待っていました。

タリンはヨーロッパでも最も貴重な中世の建物が残る、「タリン歴史地区」が有名です。
世界遺産にも登録されており、絵本の中に迷い込んだかのような美しい中世都市を歩くことができます。

あとタリンは物価が安く、フィンランドの人が海を渡り、酒類や日用品の買い出しに行くことで有名ですね。
一日に何便もあるフェリーはチケット代も安く、乗船時間も2時間から2時間半ほどです。
実際大きな空のスーツケースをもって乗り込む、フィンランドの人をたくさん見かけました。

そしてもちろん忘れてはいけないのが、エストニアのニットですよね🎵
フェアアイルと同じように、素朴な印象を与えながらも緻密に柄模様を編み込んだ色鮮やかな編み物。
エストニアのニットのファンの方も、多いのではないでしょうか🎵

そんな手仕事もいろいろ知りたくって、「もうここまで来たのだから、タリンにぜったいに行きたい!」と意気込んで向かいました。

話には聞いていたのですが、歴史地区は想像以上に素晴らしかったです。
今も残る約2キロの城壁に囲まれた広大な街は、中世の姿のままの建造群・・。
もう、圧倒されるばかり。

そんな石造りの建物の各所で、手仕事のギャラリーや工房がありました。

エストニアのニットのギャラリー、リネンのお店(エストニアはリネンも有名ですね)、陶芸の工房件ギャラリー、現代アートの若手作家の作品が並ぶギャラリー、そのほか帽子・レース・革製品・・・いろんな作家さんのお店がたくさん。

そうでなくても歴史地区はとっても広いうえに、ギャラリーは各所に点在しているので、できるだけたくさん見るためもう必死です。

そんな中、あるお店で面白い話を聞くことができました。

にこやかな大柄なおばあさんが店番をする、ニット製品とアイアン作品を展示するお店。
ニットといっても、草木染のような素朴な色合いの、単一色のこれまた素朴な編地の手袋や靴下が並んでいました。
複雑に模様を編み込まれたニットとは、全く違うものでした。

靴下を手に取って毛糸の手ざわりなども感じながらみていると、「犬の毛が入っているのよ」とおばあさん。
「あそこの棚に毛糸があるわ」と言われ毛糸玉の帯をみると、エストニアのネイティブシープ70%、ドッグウール30%と書いていました。

「えっ!ドッグ!」というと、ニンヤリとしながら「イエース🎵」

よく飼い犬のブラッシングの毛で毛糸を作るってありますよね、そういう毛糸かと伺うと「この毛糸はエストニアの古くからの伝統なのよ」と。
でも犬の毛が入った毛糸は一度廃れてしまたの・・・でもみんなの努力で復活させたと話してくれました。

ではこの犬の毛は羊を追うシープドックかと聞くと、またにっこりしながら「エブリシング!」と。
シープドックだけではなく、いろんな犬の毛を利用すると。

その毛糸は見た目どおり素朴な手触りながらも、しっとりとソフトで、そして優しい光沢があります。
もうこの毛糸に一目ぼれです。

こんな伝統の毛糸があったのかと感動しながら毛糸をさわり「あー・・・語学力があればいろいろと聴きたいのに・・」と思っていると、
おばあさんはとっても簡単な英語でエストニアのことをゆっくりと話してくれました。
なんて幸せな時間・・。

そして、そしておばあさんお話は続き・・・、ブログも長くなったので続きへ。

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2010年5月19日 (水)

尾道チャイダ-!

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夫が尾道に、取材へ。

そして“尾道チャイダ-”をお土産に、買ってきてくれました。

「わーい!」といいつつも早く飲みたい気持ちをおさえて、冷蔵庫でキンキンに冷えるまで待って飲むことに。

話には聞いていたのですが、一度のみたかったのです。

どんなサイダーなのか。

瓶には「日本の代表ドリンク」と・・・。

「日本代表」という言葉に弱いわたしは、期待が深まるばかり。

でっ、ようやく次の日のお昼間に飲みました。

想像していたより、とっても美味しかったです!

お茶の香りもしっかりとするし、そんなに甘くなく、スッキリしていて!

ただ、「あー、もう一本!」といいたくなるほどの量で、早くのみ過ぎると少し悲しい気持ちに・・・。

この“尾道チャイダ-”、実はちょっとした“ワナ”があるのです。

ふたを空ける前に瓶のそこを見ると、お茶の沈殿物が・・・。

「あっ、何か沈んでるー」といって振ってしまうと、大変なことに!

そうなんです、“尾道チャイダ-”はサイダー!

瓶を振ってあけようものなら、そうでなくても少ないチャイダ-が半分に・・・。

悲しいですね・・・。

そうならないためにも、ゆーっくりと瓶を逆さにして、もう一度ゆーっくりとタテにしましょう。

もちろんわたしはチャイダ-を振るなんて、そんな失敗はしませんでしたよ!

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2007年10月14日 (日)

生姜糖

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お土産というものは、うれしいものですね。

家族が島根県の出雲へ仕事で出ていたので、お土産にと『生姜糖』を買ってきてくれました。

2年ほど前の『 ku:nel 』で、この“來間屋生姜糖本舗”の記事が掲載されていて、それを読んで覚えていたらしく、「出雲へ行くのだから、絶対買ってこなくては!」と買ってきてくれました。

“生姜糖”は、砂糖と水から作ったシロップに生姜の絞り汁を加え、銅版の型に流し込んで冷やし固めて作った、素朴な味わいの砂糖菓子です。

袋から出した生姜糖は板チョコレートのようなシート状になっていました。

それをパキッンと割って、口の中へ放り込みます。

甘くって、口の中いっぱいにしょうがの香りが広がっていきます。

そして、はじめて食べるのに懐かしい味がしました。

『來間屋生姜糖本舗』は、江戸時代から今まで、生姜糖を一筋に作りつづけてきたお菓子屋さんだそうです。

生姜糖の材料もシンプルであれば、作る工程もシンプルです。

でもこのシンプルさ故に職人としての確かな腕と勘がなければ、この伝統ある生姜糖に成りえないのでしょう。

生姜糖が入っていた袋に、こう一言が添えられていました。

「甘い辛いも程よい故に」

程のよい・・・、なんとも深い言葉です。

程よいを知り、その程よいを300年と脈々と伝えつづけてきたのですから。

この言葉の裏に、頑固に一つのものを作りつづけている心が感じられるようです。

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